校長挨拶

校長  西尾 英憲

ソーシャルディスタンスに適応した明中の伝統づくり

休校中、インターネットを利用した学習支援や課題の提出、生活アンケート等を行うことができました。県や市からのガイドラインにのっとり分散して5月25日から登校日を実施し、6月1日から授業を開始します。

 再開に先立ち行った生活アンケートの結果を見ると、「起床時間」では、7時前が25%、7~8時が、45.2%です。「学習時間」は1~3時間が、65%です。「学校が始まることで心配がある」は29%でした。主な心配は、学習や体力についてです。

この結果を見ると、多くの生徒がケジュールを決めて、やるべきことを行って生活できていたようです。しかし、50分の授業を6時間と様々な活動をしていた学校生活に戻ることを考えると、どの生徒も肉体的、精神的にかなり負荷がかかると思われます。

そこで、半日の学校生活を2週間続けることで、生活リズムを整えていきます。また、朝運動の時間を設け、体を慣らしていきます。生活アンケートに基づいた個別懇談を実施し、自己目標の確認と心のケアを図っていきます。作業的な活動を取り入れ、集中が持続するように取り組みを進めていきます。

 これから生徒たちは、「with コロナ」、コロナと共に生活していくことになります。特に3密を回避した行動、身体的な距離の保持を意味したソーシャルディスタンス(社会的距離)の生活です。すでに世の中では、行動様式が変わり、価値観が根本的に変わってきています。

例えば、これまで大きな声で挨拶することがよいとされていましたが、飛沫感染予防から必要以上に大きな声で話さないことが良いとなってきました。マスクをして対面を避けて会話するといったことも、社会のマナーとなってきています。

価値観が変わることを「パラダイムシフト」といいますが、これから始まる学校生活でも「パラダイムシフト」が必要です。授業の受け方、友達との接し方、掃除や給食と学校生活の様々な場面で、これまでの習慣を見直すことになります。「そこまでしなくても」「もっと徹底して」といった見解の相違の一つ一つについて、リスクを考えながら行動を決めていくことになります。

こうしたことを踏まえて、生徒会を中心に「ソーシャルディスタンスに適応した明中の6つの伝統づくり」に取り組んでいきます。その中で、感染予防の考え方と社会生活との折り合いのつけ方を身に付けていくことを期待しています。感染のリスクは常にあります。生徒たちはいつも「守られる」ばかりの弱い存在ではなく、数年後には成人として社会を創っていく人です。自分で自分の身を「守る」知識と行動力をつけていくことが、生徒たちを真に大事にすることだと信じています。


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