絵本『半日村』について

2019.6.13 起稿

絵本『半日村』は、斎藤隆介さんの作です。『花さき山』同様、滝平二郎さんの切り絵の絵本です。


 

~あらすじ~

山に遮られて、日が半日しか当たらなかった村の物語。米の出来は悪く、収穫もよその村の半分。大人たちは「わるい村に生まれた」とあきらめていました。ある晩、そうした親の話を聞いた子ども一平は、次の朝、袋を担いで山に登ります。土を袋に入れて降りて湖に入れます。それを繰り返します。毎日毎日そうしました。最初はバカにしていた子どもたち、大人たちも動き出します。そうして長い年月繰り返していると・・・やがて、朝日が差し込むようになり、“一日村”になりました。


 

~一平のしたことのねうち~

大きく2つあると考えています。

1つは、何か行動を起こさなくては変わらないと思い、行動したこと

1つは、正しいと信じ、土を運ぶことを続けたこと

そして、この一平のしたことの意味はさらに広がり、

正しいことを続けていると他の人たちも動かすことができる、他の人たちを変えることができる

ということを教えていると考えられます。

Takenaka.M


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