第4回恵那市小中学校初任者研修会

 1月30日(火)、今年度、恵那市の小中学校に新任として赴任されている17名の先生方が、第4回恵那市小中学校初任者研修会に参加されました。午前は、恵那市役所で副教育長より、「より良い学級経営ができる教師のあり方」としての講話から、この1年間の実践を振り返り来年度への目標を考えました。講話を聞き終えた先生は、「教師以前に人としてのあるべき姿について考えさせられました。子どもたちは、目の前にいる大人たちの鏡だと思っています。私自身が自立と成長をしなければならないと思いました。」と、振り返っていました。  また、恵那西中学校の勝川秀樹主幹教諭より、「生徒指導のあり方」として、特に、いじめ防止や対策の理解と取組について確認し、児童生徒の安全・安心についての研修をしました。研修に参加した先生は、「『あたたかいクラスをつくる』こと、『自己肯定感を高めるために成功体験をたくさん積むこと」がいじめを未然防止するために、とても重要な一つであることが分かりました。私自身、小学校と高校の時にいじめられ学校に行くこと、クラスにいるのが本当につらかったです。つらいときにそばにいて、しっかりと頼れて何でも相談でき、子どもたちの心のよりどころになれる先生になりたいです。」と語っていました。  午後は、恵那西中学校の郷田賢教諭より、「構成的グループエンカウンターを活用して満足できる学級づくり」として、様々な演習を通して、子どもたちがどのように感じながら取り組んでいくのかを実際に体験しました。研修に参加した先生は、「実際に体験してみてとても楽しかったです。このような活動を通して、自分の意見を安心して仲間に伝えたり、人と自然に関わりがもてたりするようになるのだと思いました。人付き合いの苦手な私でも無理なく参加することができたことが大きな収穫です。」と話していました。  そして、最後に1年間のまとめをしました。年度当初に、初任者の先生方が書かれた「教師生活をはじめるに当たって」の目標や決意をもとに、この1年を振り返りました。研修を終えた先生は、「1年前に決意したことや目標ができているかと言われると、まだまだそうでない部分ばかりです。でも、教員として日々を過ごす中で、あらゆるところで毎日発見があったように思います。そんな発見ができたのも、今いる学校の子どもたちや先生方、保護者や地域のみなさん、そして、研修でお世話になった先生方のおかげだと思います。感謝しながら、来年度からも毎日学びのある教員生活にしたいと思います。」と、語っていました。

10月5日(金)に、平成28,29,30年度 恵那市教育委員会指定 教育研究推進校、

上矢作中学校研究発表会を開催しました。

◆研究主題

『仲間と協働し、学びが定着する授業』

◆研究内容

1 単元指導計画(1つの題材を扱った指導計画)

生徒の実態をふまえた指導計画の作成

生徒の実態をふまえた付けたい力の明確化

一単位時間ごとの終末における生徒像の明確化

一単位時間の役割を明確にした単元構想図の作成

2 一単位時間(1時間の授業)

生徒が主体的に追究に向かうための、必然のある課題設定の工夫

仲間と協働し、学びを深めるための展開の工夫

仲間と協働する場の工夫

協働するきっかけをつくる手立ての工夫

学びの定着を見届けるための終末でのまとめの工夫

協働につなぐ見届けの工夫

成果

・生徒と先生の信頼関係があり、笑顔があり、「わからない、教えて」と仲間と学ぶ姿

が育っていました。

・前時の学習を想起させたり、ICTを活用したりして、生徒の学習意欲につながる必然性の

ある課題提示につながりました。

・生徒の実態を把握し、場や個人に応じた支援が生徒の考えを深めることに繋がりました。

・単元構想図で終末における生徒像が描かれたことで、生徒にとっても、教師にとっても、授業の導入から、終末までを見通すことができ、本時の授業で何を学ぶのかが明確になりました。

今後へ向けて

・協働の在り方の具体が明確になれば、生徒は、学びに向かう必然性や学ぶ楽しさを実感します。生徒が主体となり、学びをつくり出す授業について、引き続き、研究を推進します。.jpg.jpg.jpg

 
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