ぞうぐみが野菜の収穫をしに人参が植えてある畑に行くとそこには
見たことがあるようないような下駄が。
子ども達は見つけたとたん、この間「だるまちゃんとてんぐちゃん」の
人形劇で観た “天狗の一本下駄” だということにすぐに気づいた子ども達。
中野方の春のお祭りで「天狗にはくしょんをしてもらうと一年健康で過ごせる」
ということを知っていたため、少し怖いけど見守ってくれているいい天狗と
子ども達は知っていました。
子ども達はというと…
「サッカーしてたら飛んでっちゃったのかな?」
「木にとまってたら落ちちゃったんじゃない?」
「脱げやすそうだから飛んでたら脱げちゃったんだよ!」
「なんで片方がけなのかな、けんけんぱだったら大変だね」
と、想像が膨らむばかりです。
ドキドキしながら天狗の下駄に触ってみました。
園のみんなに見せなきゃ!!
さっそく、園に戻り大興奮で「天狗のげたがあったよー!」と
報告しました。
園のみんなもプールを中断して見てみました。
片方の下駄を落として、きっと天狗さん大変だなと思ったみんなは
下駄が落ちてたことを山に向かって大きな声で教えてあげることにしました。
天狗の下駄をどうしよう?と相談し、「見やすいところ!」と園庭の真ん中においたぞう組。
でも・・・、
「あめがふったらどうしよう?」
「テラスにおけばいいね」
と、いうことでぞう組前のテラスに置きました。
テラスにある下駄を見て、うさぎ組も興味津々!
はいてみたくなっちゃうね!
その後も、「天狗くるかな?」と一日中気にしているぞう組でした。
さて、この下駄はどうなることやら?
ぞう組さんにお楽しみ会で使う、チケット入れを準備しておいてほしいとお願いがありました。
そこで、ぱんだ組は自分の分だけでなく、ひよこ組の分も作りました。
小さい子のために、とちょっぴりお兄さん、お姉さん気分で、お楽しみ会がまた楽しみになりました。