お向かいの長国寺にて・・・

暦の上では立春を過ぎ、暖かくなるかな・・・?と思いきや、今日のこの寒さ!

本格的な春の訪れはもう少し先でしょうか・・・。

そんな中でも園の子どもたちは元気いっぱい!

うさぎ組さんは先生と一緒にコロコロドッジボールを楽しみ、くま組さんはドッジボールに夢中!

ぞう組さんは「さんすくみ」で走り回り、体はポッカポカでしたよ。

さて、今日ぞう組さんは園のお向かいさんである「長国寺」を訪問させていただきました。

昨日2月15日はお釈迦様がお亡くなりになった日で「涅槃会」と言うそうです。

お釈迦さまのご命日であるこの日には、お釈迦様の最後の様子を描いた「涅槃図」をかけて、法要が行われているのです。

そのお話を聞きに伺う予定が、昨日はあいにくの雨と風!園児の安全を優先し、本日特別に「涅槃図」を見せていただけることになったのです。

いつも子どもたちにわかりやすくお話をしてくださる和尚様。

涅槃図の説明をしてくださり、職員も「なるほど~!!」と納得するお話がいっぱいでした。

例えば涅槃図の右上部の女性はお釈迦様のお母さんで、病気になったお釈迦様に薬の袋を投げたそうです。

その袋が絵の中の左から2本目の木に引っかかっていますね。

病院でお医者さんからお薬をいただくときに「投薬」という言葉がありますが、その語源はこの場面から来ているそうです。

この人は大号泣していますね。

和尚様が「お釈迦さまは病気にかかってしまったんだけど、何の病気だと思う?」と子どもたちに問いかけると、一人の子が「のうこうそく!!」と言ったので和尚様も職員もびっくり!

そのあとも「ねっちゅうしょう」「ころな!」と次々と病気を言うのですが、お釈迦さまはこの絵の人がくれた食べ物でおなかを壊して亡くなったとか・・・。

しかし、決してその人を責めるのではなく、自分に最後の勉強をさせてくれた偉い人だと周囲に話したそうです。

さて、お釈迦様が最後にお弟子さんたちにお願いしたことを、子どもたちにもわかりやすいよう和尚様がお手紙にしてくださり、みんなで読んでみました。

和尚様のお話はとても分かりやすく、また興味深いものばかり。

子どもたちの質問にも丁寧に答えていただき、気づいたら1時間以上も正座をして静かにお話を聞くことができました。

最後にお供えを子どもたちにも分けていただき、先日のお礼も兼ねてお手紙を贈呈してきました。

「また遊びにきてくださいね」とにこやかに見送っていただき、園へと戻った子どもたちでした。