ぞう組さんは、お釈迦様が亡くなった日に飾られる涅槃図を見せていただきに行きました。
1年に1度、2月15日にしか飾らないというお釈迦様が涅槃されている絵です。
和尚様が、子ども達にもわかりやすいお話を、丁寧に教えてくださいました。
子ども達の質問にも答えてくださいます。
お釈迦様の周りに描かれている生き物の中にムカデがいました。
「なんでムカデが描いてあるの?」
ムカデも毒を持っているから悪者に考えますが、ムカデを食べる鳥たちには食べ物になります。この世に悪いものはないのです。全て必要なこと。全ての人にやさしくしましょうということです。
こども園ではお友達と仲良くしましょう、動物やお花などは優しくしましょう、と言われています。お釈迦様の教えと同じですね。
こども園の生活のお話に戻してくださいました。
皆さんは誰のおかげで大きくなりましたか?
お父さん お母さん ご飯を食べて
そのご飯はどこで買ってきますか?お店屋さんの店員さんに売ってもらいますね。知らない人にもお世話になっているということです。
そのお米や野菜はお百姓さんたちが作ります。そのお米につく虫はカエルが食べてくれます。ということは、皆さんはカエルにもお世話になっているということです。
子ども達は「えー!」とどよめいた後、「だから感謝しないといけないんだ」と声をあげました。
子ども達の言葉に、和尚様も職員もビックリ。そんなことを考えて、言えることに感激しました。
本堂の飾りの蓮の花が何なのか質問すると、
蓮の花は泥の中で大きくなります。泥の中でも一生懸命花を咲かせます。皆さんも困難や逆境に負けず、1人1人が蓮の花を咲かせるように頑張ってくださいね、と応援してくださいました。
じっくり図を見せていただいた後、涅槃会のお釈迦様の塗り絵をいただきました。
和尚様の話が心に響いたようで、子ども達の絵はとっても素敵な絵になりました。
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涅槃会(ねはんえ)とは・・・
2月15日、お釈迦様が亡くなった日のことです。(涅槃会ともいいます)
涅槃されているお釈迦様の周りには悲しむ動物がいっぱいです。
それぞれ、好きな動物や、生き物などを描きました。
1人1人の涅槃会が出来上がりましたね。