2月3日は節分です。
大井こども園にも鬼から手紙が届き、子ども達は鬼に立ち向かうために、豆を投げる練習をしたり、鬼の苦手なものを準備したりしてきました。
いよいよ当日です。朝、園長先生にイワシの頭としっぽ、ヒイラギをもらいに行き、クラスの入り口に飾りました。
ぞう組さんは昨年非常階段から鬼が来たことを覚えていて、非常階段の入り口にもヒイラギを飾ってくれました。
遊戯室に集まり、鬼の苦手な豆をぞう組さんが代表で炒ってくれました。
豆の香ばしい匂いを嗅ぎ、パワーをためます。
次に鬼のお面をかぶり園庭に出て、自分の中の悪い鬼を追い出せるように、交代で豆まきをしました。
逃げる鬼役も、投げる人役も大喜びで走り回ります。
自分の中の悪い鬼をやっつけられたかな、と思っていると・・・
職員室の裏から赤鬼と緑鬼が登場しました!
にこにこ笑顔から、どの子も真剣な表情に変わり、必死に豆を投げました。
豆を投げつくすと、落ちている豆を拾ってまた投げます。
練習の成果が出ています。
怖くても立ち向かっていく子がたくさんいて、感心しました。
保育者が鬼に襲われていると、豆を投げて追い払ってくれ、「大丈夫やった?」
と声をかけてくれるぞう組さんがいて、優しさに嬉しくなりました。
子ども達が豆をたくさん投げてくれたので、ついに鬼も降参して白門から山へ帰っていきました。
ホッと一安心。
でもまた来るといけないからと、慌てて豆を拾い、馬酔木を燃やして鬼を追い払うことにしました。
燃やすとパチパチ音がします。豆を投げる音に聞こえるので鬼が苦手だと言われています。
馬酔木を燃やしていると、「鬼の手紙も燃やして!」と声があがったので、鬼の手紙も一緒に燃やしました。
イワシも焼き、においを嗅ぎました。
節分を通して、怖いものにも立ち向かう強い心、自分の中の弱い心を追い出す気持ち、が育ったのではないかと思います。
頑張れと背中を押して温かく見守っていただきありがとうございました。
暦の上では春がやってきます。
また一つ大きく成長した子ども達と園生活を楽しんでいきたいと思います。