1月末・・・ぞう組の窓に謎の大きな紙が出現!
よく見ると字が書いてあり、大きな手形が!!
「鬼の手紙や」と大騒ぎになりました。
高いところにある手紙を取るために、紙で剣を作ってつなげたり、先生に抱っこしてもらったり・・・
なんとか取って広げて読むと、「2月3日にこども園に行くから、おれの嫌いなものは用意するなよ・・・」
と書いてありました。
窓の外には鬼の足跡らしきものがあり、みんなで見に行きました。
大きな足跡が地面とフェンスにもあり、ここから来たんだ~と笠置山を見上げる子どもたちでした。
鬼の嫌いなものは「豆とイワシとパチパチの木(馬酔木)チクチクの葉っぱ(ヒイラギ)」
とみんなで考え準備開始。
ひよこ組は「大きな手だね」と手形を比べる姿がかわいかったですよ。
ぞう組は散歩で馬酔木とヒイラギとイワシを焼く時の、焚き付けの杉の葉を採ってきてくれました。
これで安心とみんなに報告。
鬼の的に向かって新聞豆を投げる練習もしました。
それから数日・・・とうとう2月3日になりました。
「今日来る?」「早くイワシ飾ろ」とそわそわしながらも、怖いから休むという子は誰もおらず、「頑張ってやっつける!」と戦いモードの子どもたち。
豆を炒るとこを見てから、手作りの升に年の数だけ豆ボーロを入れて食べました。
鬼のお面をかぶって新聞豆の用意をしていると・・・
とうとう鬼がやってきました。
ひよこ組とうさぎ組には少し覗いただけでしたが、くま組、ぞう組は部屋の中まで入ってきたので、先生の後ろや部屋の隅に逃げまどう子どもたち。
鬼は子どもや先生の腕をつかみ、金棒を振り回し大暴れ。
先生の励ましの言葉に、「鬼は~外!」と勇気を振り絞って新聞豆を投げました。
みんなの頑張りに鬼はようやく逃げていきました。
鬼が行った後は、大急ぎでイワシの頭をヒイラギの枝に刺して、ぞう組が各部屋の入り口に貼ってくれました。
外で鬼の手紙と新聞豆を燃やしたり、イワシを焼いて食べました。
ちょっと苦いけど、鬼に食べられないようにとどの子も食べられました。
お面と升は持ち帰り、お家でも節分行事を楽しんだようです。
怖いけど、頑張った気持ちはまた一つ、子どもたちの成長につながる経験になりました。