校長挨拶

生活にメリハリをつける「静けさづくり」と「日常と行事を両輪とした取組」

             校長  細江 幸次

 令和5年度の上矢作小学校は新1年生1名と5年生に転入生1名を迎え、全校45名でスタートしました。1,2年生3,4年生の人数が各々7名、15名の複式学級となります。上矢作初の複式学級の誕生となり、今後も児童数が少なくなっていく見込みです。このような少子化傾向は上矢作に限ったことではありません。
 現在の学校教育では学級に一定数の児童がいて、互いの考えや思いを出し合い、その中で様々な考え方や受け止め方があることを知り、互いに尊重し合いながら切磋琢磨していくことが求められているわけですが、人数が少なくなるとどうしてもある特定の個の意見に左右されやすくなり、柔軟な発想が出にくくなる傾向にあります。中心となる個がよい方向に向かって様々なことに取り組んでいると、周りもそれに合わせて高まっていくことができるのですが、逆に負の方向に向いた時は、周りの個々が内心「いやだな」「だめだな」と感じていても、なかなかそれに抗うことができず、集団の動きは停滞するか、場合によっては正当なことが駆逐されてしまうこともあります。
 私たちの上矢作小学校では、「静けさづくり」を合言葉に、静かにすべき時には静かな時間と空間を意図的につくり出し、集中してやるべきことをやり遂げ、それ以外の時は心と身体を思いきり開放して元気にハツラツと活動するメリハリを大切にしていきます。また、日常繰り返し行っている授業をはじめとした学び、挨拶、集団行動等々の活動はどこかに節となる行事的な活動を位置づけ、その成果がどれだけ身についているか確かめの場となるようにしたり、行事でつけた自信で日常の取組がさらに高まったりするサイクルをつくっていきます。そのためには、ご家庭の支えと認め・励ましが必要不可欠なものとなってきます。今年度も、学校報等で学校としての意図・考えを皆様にお伝えし、理解・ご協力が得られるよう努力してまいります。どうか、よろしくお願いします。


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