保育参観研究会⑨ 飯地こども園での実施の様子

 第9回目の保育参観研究会は、9月18日に飯地こども園で行われました。飯地こども園の特色ある園活動のテーマは、「心身共に健康で友だちと仲良くあそべる子 ~異年齢で刺激しあいながら、関わりを深めていけるあそびとは~」です。他園からの参観者は、4名でした。 全園児で「収穫した野菜を使ってピザ作りを楽しむ」とう活動を公開しました。5歳児が中心になって下の年齢の子達も誘って水やりを続けてきた野菜を使って年齢ごとの役割やお互いの関わりを意識したクッキングの保育が公開されました。印象的だったのは、5歳児が交代で三角巾を縛ってあげようと試みたものの、この3歳児はさらさらの髪の毛でなかなかなうまくできなかったときの工夫です(一番上の写真)。机の上に三角巾を広げて置き、その机の上に顔を付けるようにして上から5歳児が頭を押していました。何が始まるのかと見ているとこの方法が実にバッチリで、三角巾大成功でした。この女の子はニコッと笑って顔を上げました。一緒に生活する中でお互いに信頼し合い、子ども同士でやれる「すべ」を身につけているな、と感じました。タマネギをむくときも、決して手は出さないけれど、じっと作業の様子を見て、ここ一番という所でアドバイスをする5歳児の姿も見られました。年齢に合った分担があり、手慣れた様子で作業を進めていました。ピザ生地にケチャップを塗ったり、野菜を並べたりする順番を決めるときにも、どんな順番でやるのかグループごとに相談し、盛りつけていました。

三角布を上手にやる工夫