保育参観研究会⑫ 中野方こども園での様子

 第12回目の保育参観研究会は、10月23日に中野方こども園で行われました。中野方こども園の特色ある園活動テーマは、「丈夫な体で心豊かな子~地域の人とのふれあいを通して(野菜作り・読み聞かせ・クッキング)~ 」です。今回は、3歳未満児の『新聞紙で遊ぼう』が公開され、他園からの参観者は5名でした。3歳未満児だからこその特徴として、年齢による配慮だけでなく生まれ月まで視野に入れた保育が必要です。そんな中、1歳児も2歳児もそれぞれに楽しめるように、年齢にあった遊びが展開されるようにと、ねらいにそった実践でした。語彙数、生活体験が少ない未満児なので、説明の中で「ビリビリ破って」「タオルみたいにコロコロ」などのオノマトペ、「おばけだぞ~」「雨みたいだね」という比喩表現、集中させるとき、新しい物を見せるときの「ジャジャーン」という合図の言葉・・・と丁寧に豊かに言葉掛けがされていました。また、日頃から保育の中で親しんでいる身近な素材の新聞紙ですが、細長く切ったり、細かくちぎって上から落ち葉のようにかけたり、丸めたり、それを使って運動会のように玉入れをしたり、それを30過ぎまで数えたりと、子どもたちの発達段階を意識した内容を工夫することで、長い時間集中して楽しむことができました。

新聞紙をちぎる