命を守る訓練

防災士の岩井慶次先生から「命を守る行動」について教えていただきました。

今回の命を守る訓練は「休み時間、担任の先生がいない」ことを想定した、抜き打ち訓練です。

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火災発生の放送を聞き、自分たちで判断して体育館へ避難しました。

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火災発生場所は理科室。放送で聞いたことを目視でも確認することで、安全な避難通路を自分たちで選択しました。

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防災頭巾を使い、頭部を守りながらの避難ができました。

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今回は防災士の岩井慶次先生にご指導いただきました。

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初めに地震発生から体育館避難までの様子を振り返り、意見交流しました。

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「20分休み、先生がいなかったけれど、すぐに命を守る行動ができました。」「次に何をしたらよいか考え、放送の指示を聞いて動くことができました。」

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どの子も「自分で考えて行動すること」について振り返ることができました。このことはとても大切なことだと岩井先生からほめていただきました。

その後、岩井先生から簡単な訓練を通して2つの「命を守る行動」を教えていただきました。「中性帯を意識した移動」と「地震発生時の頭部の守り方」です。

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炎の熱により上昇した煙と、外から流入した新鮮な空気が混ざり合う境目ができることがあります。これを「帯(ちゅうせいたい)」と呼びます。低く移動するのは新鮮な空気を吸うためであることを教えていただきました。

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中性帯が低くなれば、ほふく前進が必要な時もあるということです。

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「地震が発生した時に机の下にもぐって身を隠したけれど、揺れが大きいとどうなるだろう?」下の部分を持っているだけでは机も倒れてしまうことをペアの練習で確かめました。

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脚の上の部分と下の部分を持つようにしたら、机が倒れなくなりました。これで頭上からの落下物は防げそうです。

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「では、この場所で大きな揺れが起きたら?天井が落ちてきたとしても、例えばここにある本で頭部を守ることができますね。」

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「地震です」の合図でさっそく実践。

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首の後ろを本で守る方法について学びました。

ただし「必ず本を使わなくてはいけない」と考えるのもよくありません。何もなければ腕で頭部を隠すことだってあるでしょう。「Aの方法がダメならB」「AもBもダメなら?」と自分で考えることこそ「命を守る訓練」であることを教えていただきました。

 


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